記憶に残らない読書はやめなさい

読書

今回からブログで僕が読んだ本の中から
ぜひ読んでほしいオススメやそこから感じたことをブログでまとめようと思いました。そう思ったきっかけとなったのは『読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑 著)という本です。

実はこの記事を書き始めた当初は、
まだ冒頭しか読んでいないのだけれど「確かにその通りだな」と感じました。

その内容は…
「読んでも忘れてしまう、覚えてないというのは、
『知識として定着していない』『役に立っていない』ということであり時間の無駄でしかない」

僕自身、いろんな本を読んではいて、なんとなく内容は覚えているけれど、
「人に話すときには一度読み返さないと自信はない」ということがよくあります。
つまり日常的にパッと出てくる知識になっていないということです。

この本では、名前の通り忘れない為の読書術がいくつも書いてある。
その中で今回ブログに書こうと思ったのは、忘れない為の方法の一つアウトプットの為

人間の脳は、読む、見る、書く、話すはそれぞれ別の部位を使っていて、
脳の多くの部分を活性化させることで「これは大事な情報」と脳が認識して記憶が定着するらしい。

実際、書くときには内容を思い出したり、整理したりしながら書いているので、
「本を読むだけ」よりは効果がありそう。

そしてこの本を読んで読書を習慣化することの必要性を改めて感じた。
理由は、日々の不安やストレスを軽減できるということ。

イギリスのサセックス大学の研究では、
落ち着いた環境で本を読む行為は、その時感じているストレスの68%軽減する効果があるらしい。
※これは果たして読んでいるだけの効果なのか、読むのをやめた後も効果があるのかは疑問

そして最も印象的だったのは、
動物は対処法がわかっていることに対してはストレスが軽減されるということ。

とある実験で
定期的に電気ショックが流れるAとBのケージにネズミ1匹ずつを入れた。

電気ショックが流れるタイミングは同じだが、
Aのケージにのみ両方の電気ショックを止めるボタンが設置されている。
Aのネズミは次第にボタンを押せば電気ショックを止められることを学習した。

この時、電気ショックがAとBのネズミに与える影響は大きく異なるという。

Aのネズミは対処法がわかっているからストレスが比較的小さい
Bのネズミはいつ流れるかわからない、止め方もわからない電気ショックに怯え、
Aと比べて猛烈な早さで衰弱していったという。

A・Bで流れる電気ショックの強さ、タイミング、長さは同じなのに、
対処法を知っているだけでストレスの感じ方は大きく違う
ということです。

「だからこそ本を読んでさまざまなことへの対処法を事前に身につけておくべきだ」という。

さらに、みなさんも悩んでいる時には心の余裕がなくなると思います。
そんな時に新しいことを始めてみようと前向きに思えるでしょうか?
きっと答えは「ノー」だと思います。そしてそれこそ読書を習慣化するべき理由なんです。

数多の本の中には、あなたの悩みを解決できるヒントがきっとあるはず。
しかし、普段から「読書をする習慣」がヒントを見つけるチャンスも苦痛になってしまいます。
だからこそ、日頃から読書を習慣づけておくことが良いということです。

本の中身を全て紹介はできないですが、
他にも
・記憶に定着しやすい条件
・筆者が実践する毎日のスキマ読書法
・60分読書より15分読書がオススメの理由
 など
習慣化のための読書術や筆者オススメの読書法が盛りだくさんです。

改めて、タイトルは「読んだら忘れない読書術」
僕と同じように「読書はするけれど、すぐに忘れてしまう」ということを少しでも感じている人は
ぜひ読んでみてほしいです。

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